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2019-06-10 15:21:00

坐骨神経痛、症例カンファレンス



【目的】環跳穴特殊通電針の有効性についてその自覚症状から検討したが、今回はMRI写真にて検証したので報告する。

【方法】診療所等でMRI画像診断にて椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛と診断された患者に対し、所定の治療を施す。
環跳穴に刺鍼するときは経絡上に沿って鍼感を通らせることが必要である。
症例は180例 男120例、女60例、平均年齢43歳。
椎間板ヘルニアの程度に応じてprotrusion(略Pr型)、subligamentous extrusion( Su型)、transligamentous extrusion(Tr型)、sequestration(Seq型)まで4段階ある


【結果】有効は、施術15回以内に疼痛が消失したもの、無効は直後効果もなく施術15回以上でも疼痛が消失しなかったものと判定した。
その結果、今回の有効率は、95パーセントであった。

【考察】Pr型からTr型の椎間板ヘルニアに対し特に高い有効性を確認した。Seq型以上のものに対して、累積的な治療により手術を勧められながら有効であったものも多数あり、積極的に実施すべき治療法であると考えられる。Seq型以上のものでもほぼ全員に対して有効性が確認された。椎間板ヘルニア膨瘤と有効性如何は無関係が確認された。
*椎間板ヘルニアの膨瘤も神経痛沈静化とともに縮小することが確認された。






「目的」
 環跳穴特殊通電針の有効性を施術前後のサーモロジーの比較から報告した。
 今回はその有効性を自覚症状から検討したので報告する。

環跳穴取穴法

「症例」
 20例、平均年齢48歳、男80名、女55名 合計135名
 脊柱管狭窄症     男5女5計10例
 
 椎間板ヘルニア起因性坐骨神経痛 男65:女32名

 椎間板ヘルニア術後再発坐骨神経痛  男10名 女18名


★強度な麻痺・排尿障害などの重篤症状をのぞき有効率ほぼ100パーセントが確認できた。

 施術上の注意

 
 一般的に固体の肥満・痩せ程度により、刺鍼部分の取穴、刺鍼深度の深浅など異なり、特に女性は骨盤が大きく正確に刺鍼するのに取穴に独特の工夫が必要である。得気を得れば効果に男女において差はない。また刺鍼において下肢に得気を得ることがなによりも大切である。


「考察」
 脊柱管狭窄症やヘルニア起因性坐骨神経痛に対して環跳特殊鍼通電の有効性は認められ、腰椎ヘルニア術後に惹起される神経痛(手術後かえって悪化もの及び違う部位に症状がでたもの・後遺症)に対しても顕著な効果が期待できることがわかった。
 環跳穴特殊通電針は積極的に施行すべき治療法であると考えられる。

腰椎4-5番、5-S1のヘルニア塊
 T2強調画像にて低信号領域を認める。

 *来院時両臀部から下腿にかけ激しい坐骨神経痛があった。
初回の治療でペイン10→6、5回の治療でペイン0になる。頚椎にも
問題があるので現在治療継続中。

「結語」

 坐骨神経痛の発生原因別に環跳穴特殊通電針の治療効果を検討したが、椎間板ヘルニア術後発生の坐骨神経痛(再発例及び後遺症)に対して有効例を多数確認した。
患者により数回の治療で著しく改善することがあり術後であっても積極的に施術すべきである。
 坐骨神経痛を伴う腰椎椎間板ヘルニアは一度、環跳穴特殊鍼通電を施行し症状の好転を確認すべきである。