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2019-06-10 15:29:00

症例カンファレンス4

 

症例13
椎間板ヘルニアに伴う坐骨神経痛(右神経根障害の疑い)

40代女性:約1ヶ月前からの右坐骨神経痛。
 当初急性腰痛症(ぎっくり腰)を発症し、動けなくなり1週間安静。整形外科にてX-P若干腰椎L5S1が狭いほかは所見はない。電気療法、牽引をするも症状不変。マッサージを受けるも症状の変化はなかった。
 その後腰の痛みは治まるも、右下肢にかけ、強い神経痛がでるようになった。
 夜間痛がひどく、眠れない状況がここ数週間継続している。
 ロキソニンなど鎮痛剤を服用。仕事はこういう状況だが休めない。


初診
右神経根障害による坐骨神経痛と診断。右下肢を10度程度あげると激痛が臀部から大腿部後側にくる。ここまであげるのが限界。(初診)→ 環跳穴特殊中国針実施→
3回目以降は独自の専門中国針実施。
初診治療で顕著に神経根障害が改善されここまで楽にあがり自覚症状の改善が確認されました。→
若干まだ大腿部後ろ側に神経痛があるようです。

→脈診により意外と環跳穴よりも更に上位治療ポイントが探せたので専門中国針治療実施。通常は環跳穴から経絡上にそって針感を通らせるが、この患者の場合それでは治りが遅いと思料され、別の方法を用いた。別のポイントから環跳穴に針感を通らせる専門治療を実施。案の定、4回目以降、症状の急激な改善をみた。
10月上旬初診、中旬には右神経根障害による坐骨神経痛は完治しました。
9回の集中治療実施。2回目診察時、夜間痛が激減し鎮痛剤服用量が3分の1になったという。
早期に症状改善できた症例として、掲載するが、発症から比較的早い段階で来所したことであろう。重い症状ほど早く手を打たないとだめである。



症例14
頻尿およびインポテンツ(ED障害)・・・症例掲載してほしいとの患者さんの談。
患者男性50代、過去椎間板ヘルニアのオペをしたことがある。
 2年前のヘルニア発症当時から尿が出にくい、毎朝1回で全部でっきらないで4回いかないと膀胱にたまっているような感じで残尿感がいつもある。
 男性機能も急激に衰えているようで、今はまったく自信がない。
病院の医師の診察では、腰椎の異常により骨盤神経全体に問題が生じ、若干軽い麻痺を発症しているのかもしれないと診断されていた。
当院でも同様の評価をした。

 当該患者にたいし、初診時から6回目までは頻尿専門の中国針治療実施→7回目以降・ED障害専門治療実施→3回目のED治療にてだいぶ持続性、海綿体の充血もするようになったとの話である。
9回目ED障害専門中国針にてほぼ30代に若返ったようだという。現在加療中。定期的に通院するよう指示。紹介患者2名をつれてくる。頻尿については3回目以降も折に触れ実施しているが、残尿感はまったくないところまで回復した。

コメント:ED障害は患者数2000万人とも言われ、特殊な中国針・温灸術にて早期に機能回復する。女性の中には当該患者などを白い目で見る向きもあるようだがとんでもない。女性の機能不全とも言われる不妊症や不感症が激増している昨今、なんら生物化学・医学的教育を受けていない偏見・無知からくるものである。糖尿病の合併症からくるものもある。何ら恥ずかしい話でもなんでもない。
 日本で本格的に自信をもってたくさんのED障害の症例を集めているところは数えるぐらいしかない。中極穴から2寸針にて曲骨穴透刺針を行うことがポイントだが、ある角度で入れないと効果が半減し先端部まで針感が通らない。大きな隔物灸を実施もしている。更に会陰穴付近への特殊通電針が必要なこともあり慰安的な治療に拘泥している向きには無理だろう。中医研究院では会陰穴へのアプローチを重視している向きもある。
早期回復可能な患者なら5ミリ刺入しただけで針感が先端部まで通る。
高い専門性を要する治療だ。中封穴・蠡溝穴への多壮灸。陰包穴への接触針・会陰穴特殊通電針、その他背部実施。関元穴への大きな隔物灸なども実施したゆえか、皮膚の色艶もよくなり持病のアトピー疾患も改善された。かゆみが夜間でていたがそれも消失した。皮膚病までが改善するとは予想もしてなかった。
 当院はED治療のついでに「痔の特殊中国針」も開発することに成功した。1回の治療で痔の出血が止まる例など症例は増加している。座り仕事がパソコンの影響で増えているためと思われる。



症例15
 中心性ヘルニアによる坐骨神経痛
 男性40代、MRIにより椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛と診断されている。
 すでに半年経過しているが、なかなか治らない理由が鋭利にヘルニアが神経根を圧迫している画像所見がみられた。
 SLR20度、これ以上あげると仙骨に強い症状の再燃をみる。
 会陽穴ほか、中国針実施により12回にて完全に症状消失。


症例16
 脊柱管狭窄症による坐骨神経痛
 女性60代、脊柱管狭窄症による両下肢坐骨神経痛
 ほぼ1年間5メートルもあるけば足のつけね、陰部周辺に強い痛みがきて動けなくなる。杖をついて買い物にいかなくてはいけないので非常に不自由している。
 MRIによると腰椎2・3から下の椎間にかけ、狭窄がおこっており、これが原因ではないかとの大学病院の診断である。実際MRI確認したところ狭窄症に伴う低信号領域が確認された。ヘルニアなど膨瘤は確認できなかったが、椎間板の変性が顕著に生じており、これもある程度腰痛発症の一要因であるように見受けられた。
時折遠方へでかけるときは、座薬を使用していないと不安である。
 馬尾神経障害が顕著にでており、脊柱管狭窄症の典型例である。
 18回加療にて症状消失。1回目治療した段階で歩行距離10メートル→100メートルと顕著に改善した。



症例17
 鎮痛剤がまったく効かなくなった坐骨神経痛
男性30代、4月初旬から半年近く続いている坐骨神経痛であり、城南地区の近所の整形外科にて椎間板ヘルニアと診断された。
 腰椎4・5に顕著に膨瘤が確認された。
 日ごろ夜間痛がひどく、よなかの3時ごろには痛くて目がさめてしまうという生活をかれこれ半年続いており、このごろでは薬に慣れてしまったのか鎮痛剤も効かなくなりつつある。
 座位にて症状が強く再現され、長時間同じ姿勢を続けているのがつらい。40キロの牽引を整形にて指示され実施するもあまり効いた感じがしない。なかなか治らない。
環跳穴特殊中国針実施にて11回加療にて坐骨神経痛、椎間板ヘルニア症状沈静化。略治。